お洒落なマンションリノベーション事例。いつもお世話になっている設計の先生より、素敵な画像をご提供いただきましたのでご紹介しますね。
お子様のご成長に合わせてLDKに隣接する洋室を子供部屋にリノベーション。既設の建具と壁を取り除き、新たにアンティーク調硝子の室内窓を組み込んだスタディコーナーに。
マンションの窓のない個室は、時に閉塞感を感じさせる場合もありますが、室内窓の効果で光と風が取りこまれ、明るい開放感がもたらされています。
ご家族お互いの気配が感じられるのもいいですね。一部可動式硝子窓がオープンした先にチラと見えているのはウィリアム・モリスの『イチゴドロボウ』。リビングのカーテンです。
LDKは室内窓の下に、スタイリッシュな300×600のタイル貼りのコーナーを設けています。落ち着いたカラーとテクスチャーが上質な雰囲気。床は既設のフローリングをそのまま使用しているのですが、壁を撤去した箇所との取り合いもこのコーナーが綺麗に繋げまとめています。
『イチゴドロボウ』を背にシンプルなソファ。ピカソのアートクッション『ドラ・マールの肖像』がお洒落なスパイスとして効いています。
ここに鮮やかなキリムが差し色として加わると…インテリアを構成するそれぞれが、印象的にお互いを引き立てあっていますね。
細部まで美しく納まったシックなタイルコーナーが、アンティーク調硝子の揺らぎのあるテクスチャーと相まって暖かな雰囲気に。お気に入りのモノたちに囲まれたとても居心地のよさそうな空間です。
LDKと子供室のドアは、ガラス作家さんオリジナルのステンドグラスを組み込んでいるんですよ。灯りがキラキラと映えて美しいですね。
子供室の収納は扉の代わりにロールスクリーンで簡単に間仕切っています。スクリーンを巻き上げると収納物が一目で見渡せ、取り出しやすいのがメリット。通気性があるので湿気もこもりにくいです。
今回は家具、室内建具、ガラス鋼製室内窓は別ご手配。木工事・内装工事などをご用命いただきました。リノベーションというと大規模な工事をイメージされる方が多いと思いますが、このように部分的なリノベでもプラスαのセンスで新たな機能や価値を産み出したりデザイン性を高めることが可能です。
とてもセンスの良いお客様と設計の先生のプランと信頼関係、経験豊富な各業者さんとのコラボで素敵なリノベーションが完成いたしました。
Y様、この度はありがとうございました。
リノベーションにはスケルトン(構造の躯体だけの状態)にして新たに作り上げるフルリノベーションと、今回のような部分的なリノベーションがありますが、それぞれ新築とは異なった難しさがございます。
またお住まいになられながらのリノベーションなどの場合は、工期も長くなり費用もかさみがちで、音やホコリ、長い工事期間中に絶えず他人がいるというストレス等々、お客様のご負担も大きなものとなります。まずご自身のセンスに近い経験豊富で誠実なデザイナーさんと業者さんをお選びになって、信頼関係を構築なさってくださいね。
夢をカタチにするために(*^-^*)
幸せな住まいづくりのためのささやかな覚書き
―Note Felice―
お読みいただきありがとうございました
インテリア、リノベーションのカーサフェリーチェ
(名古屋市名東区)