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TopNote花鳥風月五月晴れの舞楽神事

五月晴れの舞楽神事

熱田神宮の舞楽神事(舞楽は舞いを伴う雅楽)を今年も拝観してまいりました。舞楽神事は平安時代より伝わる古式ゆかしいもので、神楽殿の前庭に設けられた高舞台で奉奏されます。神苑の新緑に朱塗りの高舞台と舞振りが鮮やかに映え、王朝絵巻のような絢爛優美な世界なんですよ❤

こちらの演目は胡蝶(こちょう)

胡蝶は春日に舞い遊ぶ胡蝶の姿を表した四人舞で、延喜6年(906)に宇多上皇が童相撲御覧の折に山城守藤原忠房が曲をつくり、式部敦実親王が舞振りをつけたといわれているそうです。

山吹の花の天冠をつけ、背中に極彩色の美しい羽根を。手には山吹の枝を持ち、神事では4人の舞姫が雅やかに演じています。

装束にも蝶が舞っていますね。

蝶が花を求めて花園で舞い戯れているような風情が可愛らしく、やがて4人が花から花へ飛び交うように輪をつくり、舞いまわった後一列になり順に退出します。

抜頭(ばとう)

先ほどの穏やかで楽しげな演目とは打って変わり、激しい情念の感じられる演目。抜頭は猛獣に襲われて父を殺された子が復讐のために山野に分け入り、探し求めた末についに父の仇を討ち歓喜する様を舞いにしたものだそう。

還城楽(げんじょうらく)

還城楽は唐の玄宗帝が乱を平定し帰還した時に作らせたと伝えられる、凱旋の歓びがあふれるような演目です。

五月晴れの陽光をうけて、装束も輝くように美しく(^o^)

胡蝶、抜頭、還城楽、長慶子の四演目を楽しませていただきました。

長慶子(ちょうげいし)は舞楽が終了し、退出を促すため演奏される楽曲で舞いはありません。

まさに眼福、耳福にあずかり幸せな一日となりました(╹◡╹)❤

 


幸せな住まいづくりのためのささやかな覚書き
―Note Felice―
お読みいただきありがとうございました。

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(名古屋市名東区)