一年を通して気持ち良くお使いいただけるリネンのカーテンですが、初夏の陽射しを感じるこの季節になりますと、さらにお問合せも増えてまいります。その中で遮光性を付加したいというご希望を時々伺いますので、その場合の施工例をご紹介いたします。
イメージコンセプトは『木漏れ日の似合う家』。ナチュラルで無染色の上質なリネンをご提案、ご採用いただきました。縫製仕様は3本プリーツ(3つ山ひだ)カーテンです。
リネンのカーテンの魅力といえば、リネン独特のテクスチャーによって篩いにかけられ室内に取り入れられた穏やかな陽の光だったり、風にそよぐ姿のなんとも優しい雰囲気だったりですよね。
これに裏地を付けてはせっかくのリネンの魅力が半減してしまいますし、リネンと裏地の収縮率の相違による問題もございます。
そこで、こちらではリネンのカーテンを手前に、遮光生地(遮光2級の生地を使用)のドレープカーテンを窓側にお納めいたしました。夜になりドレープカーテンを閉じた時でもリネンの質感が楽しめます。
こちらのお部屋も同じ生地を使用。基本となる縫製仕様は3つ山プリーツですが、ひと窓だけ裾にラフなタックを施して手仕事の温もりや味わいが感じられるアクセントといたしました。
キリムは天然色ビタミンカラーのアンティークキリム。シックなタイル貼りの床に敷くとポップアートのように美しく映えます。
ドレープカーテンを閉じると、日当たりのよいこちらの角部屋でも十分に光が遮られているのがお解りいただけますでしょうか。
リネンカーテンで漉された陽光が、まさに木漏れ日のようですね。
このように窓側に遮光生地のドレープカーテンをお取り付けすることで、一日の時間の経過とともに移ろうリネンの表情を余すことなくお愉しみいただけます。
もう少し窓廻りをすっきりと納めたい場合は…
幸せな住まいづくりのためのささやかな覚書き
―Note Felice―
お読みいただきありがとうございました。
オーダーカーテン、インテリアのカーサフェリーチェ
(名古屋市名東区)