長かった夏もやっと過ぎ去り、気持ちの良い季節になってきました。この夏は猛烈な酷暑でしたので、例年に増して天窓の日射熱対策のご相談をいただきました。天窓は通常の窓に比べて3倍の採光効果があるといわれていますが、夏場になると逆に強烈な日差しと暑さに悩まれるお客様が多いようです。
日射熱対策が目的の場合によくお勧めするのは、こちらセイキ総業のハニカムサーモスクリーンのトップライトタイプです。取り付け後の雰囲気はプリーツスクリーンによく似ていますが、右上の画像のようなダブルのハニカム構造が特徴です。蜂の巣と同じハニカム構造が二重となったダブルハニカム生地の空洞部に取り込まれた空気が断熱層となり、暑さ寒さを防ぎます。
■ハニカム・サーモスクリーン快適の仕組み
以上はメーカーカタログより抜粋
デジタルカタログ(SEIKI)はこちらです
今回はケーススタディとして、この夏にお納めしたハニカムサーモスクリーン・トップライトタイプの4例をご紹介させていただきます。いずれのケースもお取付けが完了し、スクリーンを閉じた途端に温度が心地よく変化するさまを体感されると、皆様とても驚かれお喜びくださいました。後日談として雨音なども静かに感じられるとのお声もいただいております♪
【CASE-1】傾斜天井のトップライトに設置
手の届かない場所の天窓は専用の操作棒(長さ1~2mに伸縮)を使用し、カギ状の先端部をスライドバーのハンドルにかけて開閉します。コードやチェーンの垂れ下がりもありませんので、見た目もすっきりとした納まりです。
【CASE-2】サンルームのガラス天井に設置
こちらのサンルームは天窓タイプのロールスクリーンをお使いでしたが、遮光と遮熱性がご不満とのことでご相談をいただきました。日射熱対策に遮光タイプのハニカムサーモスクリーンをご採用くださいました。
遮光生地ではありますが、スクリーンのたたみ代が小さいのでオープンにした時には解放感があります。画像はプライバシー保護のため一部加工していますが、天井がクリアなガラスであれば全開時には画像のようなイメージに。
また4連のガラス枠それぞれの幅が製作可能寸法外の大きさでしたので、造作で新たに規格内の木枠を作成しお納めいたしました。
【CASE-3】傾斜天井のトップライトに設置
トップライトタイプ(天窓専用タイプ)の開閉システムはワイヤーテンション式。左右のガイドレール内を通るワイヤーによりスライドバーが平行移動するシステムです。水平面・傾斜面と様々な取付け角度に対応しています。
左右のガイドレール、上下レールのブラケットや隙間防止材の取付、ガイドレールへスライドレールをセット、上下レールの固定、コードワイヤーのテンション調整などなど。もろもろの作業工程が多い商品となりますので、通常のスクリーンより取付けの時間をみていただく必要がございます。
【CASE-4】傾斜天井のトップライトに設置
生地は4例とも遮光タイプのキャメル・ベージュをご採用いただいております。
夏場の日差しと熱をコントロールし、冬場の採光と室温キープに効果的なハニカムサーモスクリーン。もし天窓からの暑さや寒さがご不快に感じられるようでしたら、季節の良い今の時期にこそ、ぜひご採用をご検討くださいませ。
幸せな住まいづくりのためのささやかな覚書き
―Note Felice―
お読みいただきありがとうございました
インテリア、オーダーカーテンのカーサフェリーチェ
(名古屋市名東区)