瀬戸市安戸町にある北川民次さんのアトリエが『没後30年市民が愛した北川民次』開催に合わせて2日間、特別公開されました。画像はその時のものです。
車1台通るのがやっとの細く入り組んだ坂道を上るとそのアトリエはありました。
アトリエは元はモロと呼ばれる陶器工場の作業場で、使いやすいように土間を板張りにするなど改造されています。TVに映っている画像はCBC会館の壁画『芸術と平和』です。
これらの絵筆や絵の具、パレット、イーゼルなどは実際に使われていたものだそうです。
書棚には美術書と共に、暮しの手帖などの雑誌が。
こちらのTV内の画面は「茶畑と母子」の一部。柔和な表情で子供を抱く母と、生まれ故郷静岡の光輝くような茶畑と青空、その中で働く人々が描かれた晩年の作品です。こうした数々の作品がこのアトリエで制作されたのですね。
民次さんの思想やこのアトリエでの創作活動に想いを巡らせることができて刺激を受けました。